5月10日(金)のニュース

毎月10日は自転車安全利用の日 県警がヘルメット着用呼びかけ

 毎月10日は、県の条例で定められた「自転車安全利用の日」です。

 これに合わせ熊谷警察署は10日朝、県立熊谷西高校で、自転車のヘルメット着用を呼びかける啓発活動を行いました。

 啓発活動には風紀委員の生徒と熊谷警察署の警察官など19人が参加しました。

 参加者は、登校してきた生徒たちに、命を守るためにヘルメットの着用が重要であることなどが書かれたチラシを配りました。

 県警によりますと、県内でことし1月から4月末までに確認された自転車の事故による死傷者は、速報値で1427人で、このうち、ヘルメットの着用率はおよそ14.7%でした。

 去年4月に全ての世代を対象に自転車のヘルメット着用が努力義務となってから1年以上が経つ中、ヘルメットの着用率向上が課題となっています。

 熊谷警察署の潮田雅昭交通課長は「自転車のヘルメットは自分を交通事故から守ってくれるアイテムになるので、積極的に着用してもらい、悲惨な事故が一件でも起きないように広げていってほしいと思います」と話しています。

歌人・大西民子生誕100周年記念展示「ひゃくひゃく」

 旧大宮市に住み、県職員として働きながら数多くの詩を残した歌人・大西民子の生誕100周年を記念した展示が、さいたま市立大宮図書館で開かれています。

 1924年に岩手県で生まれた大西民子は、短歌を学ぶために旧大宮市に移り住み、県の図書館などで働きながら短歌を作りました。

 生誕100周年を記念して開かれた展示は、100という数字にちなみ、埼玉県歌人会の会員からアンケートを取り「好きな歌」として選ばれた100首を掲示しました。

 「一本の木となりてあれゆさぶりて過ぎにしものを風と呼ぶべく」はアンケートで最も票を集めた歌の一つです。

 また、直筆の資料も特別に展示されています。

 大西民子生誕100周年記念展示「ひゃくひゃく」は、さいたま市立大宮図書館で7月7日まで開かれています。